蟹田

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青森といえばリンゴが有名ですが、陸奥湾でとれる海の幸も見逃せません。津軽海峡の荒波で育ったとれとれの海の幸。しかも東北には美味い日本酒と温泉もあるもんだから、当然、行くしかねーべさ!という訳で行ってきたのは青森県。
ここももちろん美味しいカニの産地です。
函館から特急に乗り、青函トンネルを越えて青森に上陸!まず来たのがその名も「蟹田駅」。太宰治が小説「津軽」で書いていた「蟹田ってのは風の町だね」の「蟹田」です。

なんと、ここの駅長さんは「津軽蟹夫」「陸奥湾の毛ガニ」と呼ばれる「トゲクリガニ」さんなのです。和歌山の猫に続き、ついに甲殻類まで駅長になる時代になりました。蟹夫さんは2012年に就任したての「観光カニスマ駅長」で、ちゃんと駅長室の水槽もあるんですよ。水槽の中には、ノートパソコンが置かれた駅長デスクや資料が詰まった本棚がありました。応接セットも置かれています。凝ってますねー。来客はエビさんとかホタテさんとか…?想像すると笑ってしまいます。
豪華な駅長室のほかにも、駅長さんの顔出しパネルがあって、カニピースのVサインで観光客を歓迎してくれています。なんだかダジャレがカニ味噌のように濃厚?ダメ押しのように、駅前の売店では「ウェル蟹」の文字で私達を迎えてくれていました。ハハ…。

ダジャレでおなかいっぱいになってはいけないので、売店でランチをすることに。新鮮なお魚と並んで、青森シャモロック焼鳥、しらうお、外ヶ浜産黒豚、ほたてバターせんべいとバラエティ豊かな商品が販売されています。

あれ?蟹田駅なのに肝心のカニがいないよー?駅長さんにもなっている「トゲクリガニ」を、青森に来たら絶対食べたい!と熱望していたんですが、残念ながら旬の時期が4月下旬から5月なんですって…今回のカニカニ紀行のスケジュールでは無理だったんですね↓↓ しょうがないので、食堂では「青森シャモロックラーメン」をいただきました。
期待しないで食べたんですが、これが弾力のある鶏肉でウンマイ!結局、連れの二人も追加でもう一杯ずつ頼んでしまったほどです。正直カニのことしか頭になかったので、この美味しさにはガツンとやられちゃいました。でもやっぱり本命はトゲクリガニ。今度は桜の咲く頃に、またリベンジで訪れたいと思います!ちなみに、青森の人はお花見にトゲクリガニは欠かせないそうです。桜とお酒とカニで宴会なんて…羨ましいですぅ。

宿泊は“みちのくの熱海”浅虫温泉へ。露天風呂から陸奥湾が一望できて開放感いっぱいでした。私たちが泊まったホテルでは「津軽三味線ライブ」もあって、超エキサイティング!晩酌はもちろん青森の地酒で乾杯です。
青森は海の幸はもちろん、米も美味しいし、酒も美味いし、温泉もいい湯だしで最高に癒されました。トゲクリガニさん、春にまた会いに行くからそれまで待ってろよー!

●蟹田駅前市場ウェル蟹
青森県東津軽郡外ヶ浜町字上蟹田34-1
TEL:0174-31-1112 営業時間:7:30~18:00

●浅虫温泉 南部屋・海扇閣
青森県青森市浅虫字蛍谷31
TEL:017-752-4411