北海道網走　毛ガニ

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新千歳空港から、JRで長万部へ来ました。長万部駅にはゆるキャラ「まんべくん」がいます。まんべくんはツイッターでの自由奔放な発言で物議をかもしたこともあるフリーダムな御方。ツイッターは休止しちゃいましたが、今でも一部ではコアな人気で、駅の売店にはまんべくんグッズがいっぱいでした。観光案内所の奥にはまんべくんの部屋まであり、かなりの高待遇の模様。まんべくんの着ぐるみに逢えるかな～と期待しましたが叶わず。

まいっか、目的地へGO! まず行ったのは、駅を出てすぐの「かにめし本舗かなや」さんです。長万部は毛ガニが名産品。その毛がにのほぐし身をたっぷりご飯にのせたのがここの名物「かにめし」です。今では長万部の名物駅弁になるほど、いろいろな店が販売している「かにめし」の、元祖がここ「かなや」さんなのです。元祖のお店で出来たてを食べられるとあって、席はすでに満席でした。
注文したのはもちろん「かにめしセット（かにめし・茶碗蒸し・かにサラダ・お味噌汁）」。つやつやのご飯の上にフワッとしたカニの身と、錦糸玉子、シャキッとした筍の歯ざわりが乗っています。駅弁に定番の甘辛味のシイタケとカリカリ梅も、いいアクセントです。はふはふ美味しく頬張りました。付いている茶碗蒸しが濃厚な出汁の味なので、あっさりめのかにめしと合って絶妙なハーモニーです。今朝は空港から長い列車の旅で疲れたけど、来た甲斐がありました。

ごちそうさまでした～！ この日の宿泊は「長万部温泉ホテル」です。ホテルというか民宿チックな素朴なお宿ですが、そこは北海道！外観にたがわず、ここは源泉100％かけ流しの温泉。強塩泉でぽっかぽかになる冬にぴったりの名湯の宿なのです。
広すぎない浴室もちょうどよく、長旅の疲れもじんわりと溶けていきます。どうやらここのお宿は昔公衆浴場として使われていたようで、番台らしきものが残っていました。そういえば外壁に「大衆浴場」とありました。ほっとできるのは、どこか懐かしい雰囲気のせいなのかな？ そしてお楽しみのお夕食は、一人一匹の毛ガニ付き！キ、キターー！北海道旅行はこれがなきゃ！今回は３人で１つの毛ガニを奪い合わずそれぞれが独り占めできるとあって、平和的に食事タイムが過ぎていきます（笑）。

ふっくらした身が甘くて、ん～美味！余すところなく食べようと、隅から隅までしっかり掃除させていただきました。普段部屋の掃除もここまで細かくしないのに、これがカニパワーのすごさです。そして毛ガニといえばカニ味噌、なので濃厚な味噌ももちろん堪能です。身とからめて味わって、残りは熱燗を注いで甲羅酒に。
くはーっ！シアワセ。今回はリーズナブルなビジネスプランにもかかわらず、毛ガニが一人一匹ついてかなりリッチな内容、他の料理もテーブルいっぱいに運ばれてきて、相当のボリュームでした。お話では、１ランク上のデラックスプランでは毛ガニが一人ニ匹になるとか…次回はこっちにチャレンジしたいと思います。長万部では６月に毛ガニまつりもあるそうなので、今度はその時期を狙ってみようかな。次こそはまんべくんに会えるかも？それまでまんべくんの最後のつぶやきを忘れないようにするよ！「どんなときでも、笑顔を忘れんなよ。アディ押忍!!!」

●かにめし本舗 かなや 北海道山越郡長万部町字長万部40-2 TEL：01377-2-2007

●長万部温泉ホテル 北海道山越郡長万部町温泉町402番地 TEL：01377-2-2079