宮古再び

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岩手の宮古に来ました。ここは 2月の「毛がに祭り」で来てから再びの訪問です。

カニも目的なのですが、なんといっても4月6日に全面復旧した三陸鉄道を目当てにやってきました。

2011年の東日本大震災では甚大な被害を受けた東北。

岩手県の沿岸を走る三陸鉄道も、レールや駅舎・車両が津波で破壊され、多大な損害を被りました。

3年の時を経て、このたび見事全線復旧したのです!開通の日はテレビでも中継されていましたね。

お座敷列車や季節限定の春風しおさい号と、よりパワーアップした車両も登場して、みちのくの道をにぎやかに彩っています!

今日のお店は宮古駅からすぐにある「蛇の目本店」さん。昭和12年創業の老舗寿司店です。

お寿司だけでなく、天ぷら・定食、蕎麦やうどんなど幅広いメニューが揃うお店で宮古観光といえばココ!と聞いていたので訪れました。

生ウニ丼にも惹かれたけど、私は「ちらし寿司(820円)」を注文。これがすごい迫力!溢れんばかりの海鮮が乗っています。

カニ爪・卵焼き・タコ・いか・ホタテ貝柱・蒸しホタテ・カツオ・ホタルイカ・マグロ・イクラ・生白魚・蒸しエビ・甘エビ…わかっただけでもすごい品数です。

他県からの冷凍物もあるそうですが、ありがたいサービス精神です。

この日は暑かったので、カニ爪のどっさり乗った「磯ラーメン」は見送りました。また冬に来て食べたいな~。

ごちそうさまでした!

ちなみにうに丼は5月にウニ漁が解禁されたばかりなので今なら初物がいただけますよ。

その後、宮古から北リアス線で久慈駅まで移動しました。

車窓からは、更地のままになっていたり草むらに変わってしまったかつての田んぼの風景が見えました。

余所から来た私達は始めからこんな風景かと錯覚してしまいそうですが、かつては多くの人がここに住んでいたのです。

なくなったものの大きさを思うと切ないです。

久慈駅は、「あまちゃん」のロケ地にもなったことでやはり多くの方で賑わっていました。

ここの名物もウニ丼。

かつては北海道についで水揚量 2位を誇っていた岩手のウニも、津波の影響で随分減ってしまったとか。

少しずつ震災前の水揚量に回復しつつありますが、完全復興まではもう少しかかりそうです。

三陸沖では、今秋から「海洋研究開発機構」がズワイガニの行動を追跡調査することが予定されています。

ズワイガニに小型の発信器を取り付けて、その音波をキャッチして生態や最適な漁場を把握するそうです。

この実験は世界初となり、成功すれば漁場の復興もより早く進むと期待されている計画です。

美味しいカニや海産物がたくさん獲れるかつての三陸の海が蘇るよう、私達も大いに期待しています!

●蛇の目 本店

TEL:0193-62-1383

住所:岩手県宮古市栄町2-8

営業時間:10:00~21:00

定休日:水曜不定休